■運の層と魚の生息層
上記で説明した運の良し悪しを階層として考えるのが運の層になります。 運の層には、運が非常に良い人が居る層や、運が良い人が居る層、普通の運の人が居る層、運が低い人が居る層、運が非常に低い人が居る層、という感じで大まかな階層分けをして考えます。 この運の階層分けの考え方と、魚の生息層の考え方が似ているため、運の層は魚の生息層と同じように例えられています。
魚の生息層とは、水深の浅い層に生息する魚もいれば、非常に深い水深に生息する魚もいます。 水深の浅い層には小さな魚が群れを成し、非常に多くの魚が生息しています。 水深が深くなればなるほど、魚の個体数が減少し、高級魚が生息しています。 水深の浅い層に居る魚は、個体数も無数に存在し活動水域も広くなるため、一度会った後、二度と会わないという事も多くなります。 水深が深い層に居る魚は、個体数も少なくなり活動水域も狭くなるため、何度も会うことや、会った相手が知り合いの知り合いという事が多くなります。
運の層も同じような考え方になり、運の低い層の人は非常に多くなり、関係性が疎遠になりやすく、人や物や情報の質が低いものになります。 運の高い層の人は非常に少なくなり、関係性が深くなりやすく、人や物や情報の質が非常に高いものになります。 運の層が高くなるほどに、良い縁に恵まれ、周囲からの協力や貴重な情報が得られることになります。
恋愛などでは、運の低い層での出会いは多くなっても、一夜限りの遊びの関係で終わること、結婚詐欺などの被害に遭う可能性があることなどが出てきます。 運の高い層での出会いは少なくはなりますが、好条件で真剣交際に至る可能性が高くなること、縁の深い相手との出会いが訪れる可能性が高くなることなどがあります。 仕事などでは、運の低い層での仕事では、その場しのぎの仕事になることや、目的や遣り甲斐などが持てず、足の引っ張り合いや責任の押し付け合いなどに至ります。 運の高い層での仕事では、協力体制が充実しており、周囲からの協力や援助が得られること、成功を分かち合い、失敗を補ってくれる人たちに恵まれることになります。
運の低い層に居る場合には、人間関係や環境に悩むことが多くなり、運が悪いと思っている人が多くなります。 運の高い層に居る場合には、人間関係や環境に恵まれることが多くなり、運が良いと思っている人が多くなります。 運の低い層に居ても、運の高い層に居ても、稀に全く違う運質の人が訪れることがあります。 魚で言うと深海魚や新種の魚であり、一般的な価値観で判断が付かないこともあるため、対応は慎重にすることが必要です。
奇門遁甲の開運法は、この自分の運の層を上げていくために活用していくことが基本になります。 奇門遁甲の開運法を活用して、地道に運の質を上げていくことで、より質の高い人や物や情報との縁を得るというのが一番の目的になります。 この部分を取り違えていると、奇門遁甲の効果が感じられないという事が出てきてしまいます。 奇門遁甲に対して批判的な意見の多くは、この運の本質と奇門遁甲の開運法を取り違えている場合になります。 運の本質を理解し、目的を明確にすることで、奇門遁甲の開運法は非常に心強い味方となるでしょう。
■運の良い人の特徴
運の良い人の特徴は、自分が運が良いと思っていること、他人の良い面を見ようとすること、周囲に感謝している人、本当の頑張っている人になります。 自分自身が本当に頑張って成功した際には、周囲に感謝し運が良かったと言う人は、本当の意味で運の良い人になります。 このような運の良い人との縁を大事にし、共に関わっていくこと、そのような人の真似をしていくことで、自分自身の運を向上させることもできます。 また、普段からの意識改革を行い、運が良いと思う事、人の良い面を見ること、周囲に感謝し、本気で頑張ることなども運を向上させる手段になります。 どのような局面に際しても、否定的に考えずに肯定的な側面に目を向け、感謝して意欲を高めることができれば飛躍的に運は向上して行くものになります。
時に自分を悪く言う人や非難する人が現れ、人間関係で悩むこともあるでしょう。 これらをどうにかしようとしても、相手を変えることはできないため、時間も労力もお金なども全て無駄にすることになります。 他人を非難するような人は、運の低い人であるため、そのような人とは関わらず、同じ目線で対応せず、一歩も二歩も先に進みましょう。 相手を変えようと思うのは、同じ層で活動しようとすることであり、相手に足を引っ張られ、結果的に自分の運を低下させてしまうことになります。 運の質を向上させていけば、そのような問題のある人との関わりも薄れ、最後には切れることになるので、その方向で対処することが大事になります。 明らかに自分自身に非がある場合には、素直にその事を認め、自分を改善することは忘れないようにしてください。
人の評価に関しては、人それぞれの物になります。 甘いものが好きな人も居れば、辛いものが好きな人も居ます。 お菓子が好きな人も居れば、お酒が好きな人も居ます。 甘いものが好きな人が、辛いものが好きな自分を批判していても気にする必要はありません。 日本酒を好きな人が、焼酎が好きな自分を批判していても気にする必要はありません。 逆に、辛いものが好きな自分は、甘いものが好きな人を批判してはいけません。 焼酎が好きな自分は、日本酒が好きな人を批判してはいけません。
それぞれの趣味嗜好があり、それぞれにとっての評価は変わるものになりますので、一個人の好き嫌いで他方を批判するのは運の層の低い人の行動になります。 その運の層の低い人の行動に合わせて悩んでいても、不要な問題を抱えるだけで、全て無駄に終わってしまうことも少なくはありません。 奇門遁甲や他の占術などの流派の問題などに関しても、自分の流派以外を批判するような人は、運や流派の本質を理解していない運の低い層の人になります。 他流派の長所を称賛し、考え方を取り入れる工夫をしていくことや、より研究を深めるような人は、本当の意味でのその占術(方向性)の成功者となるでしょう。 それぞれの流派の特徴を積極的に活用することで、より効率的に運を向上させることができるというのも奇門遁甲の醍醐味でもあります。
自分自身が「運が良い」と思っている |
他人の良い面を見ようとして敬意を持っている |
周辺環境や周囲の人々に感謝している |
目的に向かい本当の意味で努力している |
努力していることが報われやすい |