きつねの奇門遁甲
- 軍師達が愛した秘術 -
-開運法の帝王 奇門遁甲の神髄-

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    その道の先に

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    何があるのだろう

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    それは開運への扉

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    それは天からの啓示

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    願いは叶う

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    そしてひとつ上の世界へ…

奇門遁甲 > 奇門遁甲解説 > 奇門遁甲の基本要素
 

■奇門遁甲解説 目次


■奇門遁甲の構成要素

奇門遁甲で使用する遁甲盤を構成する要素の解説になります。 ここで紹介する内容と違う内容の奇門遁甲も存在することもありますが、流派間での違いなどになりますので予めご了承くださいませ。 奇門遁甲は、実に様々な流派が存在するため、何を重視するのか、どのように盤を構成するのかなどは多種多様になります。 このサイトの奇門遁甲の基本は、透派の奇門遁甲になります。


ここでの奇門遁甲の代表になるのが「三奇六儀」になり、十干から甲を除いた九干になります。 甲自体も使用しますが、「遁甲」と呼ばれるだけあり、その位置づけは他の九干とは異なり重要な要素になります。 三奇六儀は天盤干と地盤干からなり、その組み合わせが奇門遁甲では重要な位置づけになります。


次に重要になるのが「八門」と呼ばれる要素になります。 奇門遁甲は古い時代には八門遁甲と呼ばれていたとされるのは、この八門が重要な要素になるからでもあります。 三国志で登場する諸葛孔明の「八卦の陣」は、この八門を題材としての布陣とされています。


奇門遁甲盤では、「天蓬九星」と呼ばれる要素も八門と合わせて活用していきます。 この九星は、気学などで使用される九星とは異なるため、サイト上では「天蓬九星」として解説していきます。 この他にも、八作門とも呼ばれる「八神」を使用します。 流派により、この八神を重要視して判断する奇門遁甲もあり、重要な要素であることが分かります。


最後に奇門遁甲盤を構成する八方位と中宮を示す「九宮(紫白星)」になります。 日本の気学で言うところの九星にあたります。 これからの六つの要素(三奇六儀は天地干の二つの要素とする)から奇門遁甲盤は構成されることになります。


奇門遁甲の構成要素

奇門遁甲の構成要素

▼奇門遁甲の構成要素
要素内容
三奇六儀天盤干と地盤干で使用 甲を除いた九干
八門中宮を基準にした八方位に配置される門
天蓬九星八方位と中宮に巡る天蓬九星
八神中宮を基準にした八方位に配置される神
九宮八方位と中宮に巡る紫白星

■奇門遁甲の三奇六儀

奇門遁甲における三奇六儀とは、十干から甲を除いた九干になります。 十干とは「甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸」であり、甲を除いた九干「乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸」の事になります。 この中で「三奇」にあたる干が「乙 丙 丁」であり、六儀にあたる干が「戊 己 庚 辛 壬 癸」になります。 基本は三奇が吉意を持ち、六儀が半吉~凶意を持つという具合になりますが、その組み合わせでまた大きく変わることになります。


十干の甲は「甲尊」と呼ばれ、三奇六儀の九干とは別格の扱いになります。 「奇門遁甲」は古い時代には「八門遁甲」と呼ばれ、更に古代には「遁甲」と呼ばれていたとされ、この「甲尊」の扱いが特別であり、独特なものになります。 この甲尊の扱いや考え方については、奇門遁甲の作盤法にての解説になりますが、三奇六儀の上に立つような感覚で捉えておけると良いでしょう。


奇門遁甲では、この三奇六儀の配置が非常に重要になりますが、その配置のしかたは通常の十干の並びとは異なります。 「三奇六儀」の配置は、奇門遁甲では「戊 己 庚 辛 壬 癸 丁 丙 乙」という並びでの配置になりますので注意が必要になります。 流派によっては、この三奇六儀から成る天盤干と地盤干の配置を重視し、この配置の吉凶が方位の吉凶の判断基準になるとします。 それほどの重要な要素を担う三奇六儀になるため、この要素からなる天盤干と地盤干はその意味合いや組み合わせを含めて把握しておくことが大事になります。


奇門遁甲で三奇六儀を活用する際には、「戊 己 康 辛 仁 癸 丁 丙 乙」の順で覚え、作盤時には作盤法に合わせて配置していくことになります。


奇門遁甲の三奇六儀

奇門遁甲の三奇六儀

▼三奇六儀の区分(旬)
三奇六儀
甲 (甲尊)
三奇乙 丙 丁 (乙奇 丙奇 丁奇)
六儀戊 己 庚 辛 壬 癸 (戊儀 己儀 庚儀 辛儀 壬儀 癸儀)

▼三奇六儀と甲尊の象意
奇儀吉凶象意
甲尊--立場と名声を得る 評価と出世の獲得 周囲や目上から評価され出世する 名声を得る
乙奇安定と安心を得る 婚姻や男女の和合 人間関係の安定や交流を円満活性化
丙奇財産と繁栄を得る 財産や物質面の上昇 経済力の安定や発展と仕事の躍進
丁奇知恵と知識を得る 知力や応用力の上昇 試験や研究面での発展と発想力の獲得
戊儀信用と信頼を得る 立場と評価の上昇 商取引や商談の成功と将来性を期待される
己儀感情と人気を得る 期待と人気の獲得 周からの情が集まり人気が高まる
庚儀大凶問題と障害の発生 波乱と混乱の到来 吉意が無く問題や障害が訪れ凶意が高まる
辛儀勉学や修道の過程 私利私欲から離れる 宗教や研究面での成功 財とは無縁
壬儀勝負と競争と発生 勝負力と闘争心の上昇 勝負事での成功や戦略の獲得 争い事の発生
癸儀悩みと逃避の発生 不安と不安の到来 不明瞭な状況と悩みの発生 過去と物事の清算

■奇門遁甲の八門

奇門遁甲における八門とは、「休門」「生門」「傷門」「杜門」「景門」「死門」「驚門」「開門」となります。 奇門遁甲は、古い時代において「八門遁甲」と呼ばれていたこともあり、この八門は重要な要素になります。 八門の基本的な考え方は、出発点の土地の八方位に門があると仮定し、それぞれの門をくぐり外に出た際に、どのような光景が広がるのか、どのような事象が起こるのかというものになります。(立向盤) また、起点となる土地の八方位に門があると仮定し、それぞれの方位からどのような気が訪れてくるのかを表すものになります。(座山盤)


諸葛孔明の「八卦陣」もこの八門を題材としている陣形であり、中国の三国志のドラマなどでも登場してきます。 諸葛孔明が実際に奇門遁甲を使用していたかについては、様々な説があり小説上の架空の話であるとされることもあります。 しかし、それでさえも、奇門遁甲という占術(兵法)が重要視され、歴史上の名軍師と共に存在していたというところが重要になります。


奇門遁甲で八門を活用する際には、「休 生 傷 杜 景 死 驚 開」の順で覚え、作盤時には作盤法に合わせて配置していくことになります。


奇門遁甲の八門

奇門遁甲の八門

▼奇門遁甲の八門の象意
八門読み吉凶象意
休門きゅうもん安定 休息 安息 移転 旅行 建築 修造 修学 知恵 治病 貴人と面会 平和な時間が訪れる
生門せいもん活気 活力 生産 就職 求財 面接 商業 改革 行動 建築 治病 出産と妊娠 何かが生まれる
傷門しょうもん負傷 傷害 挫折 狩猟 捕獲 逮捕 損失 破綻 崩壊 投機 投資 事件 事故 自他共に傷つく
杜門ともん閉塞 妨害 遮断 封鎖 潜伏 陰遁 避難 逃亡 逃避 退散 詐欺 虚偽 埋葬 葬儀 物事を隠す
景門けいもん輝き 採光 華麗 異彩 荘厳 幻想 試験 出版 著作 文書 執筆 光景 芸術 賑やかで発展する
死門しもん停止 停滞 沈滞 休止 中断 解消 破綻 終局 終了 葬儀 埋葬 葬祭 物事の進行が停止する
驚門きょうもん驚き 驚嘆 驚愕 衝撃 奇抜 不安 傷害 消極 悩み 突然 変化 思いもしない出来事が訪れる
開門かいもん開始 公正 公明 就職 面接 求財 商業 婚姻 移転 建築 進展 発展 開花 開運 道が開かれる

■奇門遁甲の天蓬九星

奇門遁甲における天蓬九星とは、「天蓬星」「天芮星」「天冲星」「天輔星」「天禽星」「天心星」「天柱星」「天任星」「天英星」となります。 日本で良く活用されている九星とは異なるため、注意が必要になります。 また、奇門遁甲においても三奇六儀や八門と比べると少々影が薄い存在となりますが、流派によっては重視することもあるため、把握しておくことは大事になります。 ここでの奇門遁甲の天蓬九星は、主に使用する方位の目的の確認のために考慮するといった具合になります。


この天蓬九星自体には、それほど強い吉凶の象意が有りませんが、八門との組み合わせや、三奇六儀との兼ね合いにより、吉意を高め、凶意を増すというように捉えます。 その方位に同宮する他の要素と併せることにより、初めてその象意が表に出てくるといいような感覚で考えることが大事になります。 しかし、実際には奇門遁甲の天蓬九星の象意は、流派により正反対になる事もあり、あまりあてにならないのが現実としてあります。 天蓬九星の象意や吉凶は考慮せず、他の要素を重視して方位を活用しても問題ないでしょう。


奇門遁甲で天蓬九星を活用する際には、「蓬 芮 冲 輔 禽 心 柱 任 英」の順で覚え、作盤時には作盤法に合わせて配置していくことになります。 「ちゅう」が二つあるため、順番を間違えないことが大事になるほか、「天冲星」の「冲」は「にすい」(衝と表記されることも)になるのが大事になります。 普段の日常生活ではあまり使われない漢字を使用しているため、注意が必要になる箇所があります。


奇門遁甲の天蓬九星

奇門遁甲の天蓬九星

▼奇門遁甲の天蓬九星の象意
天蓬九星読み象意
天蓬星てんほうせい予期せぬ問題の到来 精神面が不安定になる 安定が失われる 問題が悪化していく
天芮星てんだいせい立場が不安定になる 問題や悩み事が訪れる 精神的に追いつめられる 予期せず問題の発生
天冲星てんちゅうせい勢い良く前進できる 積極性や行動力が備わる 立場や状況や飛躍的に上昇する
天輔星てんほせい慶事が訪れる 周囲と喜びを分かち合う ゆっくり休んで喜べる 大きな出来事が起こる
天禽星てんきんせい少ない労力で大利を得る 計略を巡らせて勝利を得る 人の信頼を勝ち取る 収穫が多い
天心星てんしんせい精神的な関係性の向上 人間関係の好転と絆の形成 心身ともに健康を得る 喜びごとが訪れる
天柱星てんちゅうせい重要な拠点や大事なものを守れる 周囲と協力して問題を乗り越える 何事も安定する
天任星てんにんせい目上から評価されて信頼を得る 信頼できる目下を得て任せられる 重責を担う 役割を与える
天英星てんえいせい表面ばかりの関係に陥る 妬みや嫉妬を買う 人間関係の問題に足を引っ張られる 中身が無い

■奇門遁甲の八神

奇門遁甲における八神とは、「直符」「騰蛇」「太陰」「六合」「勾陳(白虎)」「朱雀(玄武)」「九地」「九天」となります。 奇門遁甲の流派によっては、この八神を重視する流派もあります。 特に中国の流派で時盤を重視する奇門遁甲では、この八神を重視して方位の吉凶を判断します。 この八神は八作門とも呼ばれ、八門と同じように、起点となる土地の八方位に門があると仮定し、そこから各方位に出た場合、どのような人と出会うのかを表します。 年月日時盤を考慮する流派では、この八神はそれほど重視することがありません。


この奇門遁甲における八神は、陽局と陰局で使用する八神が変わる流派もあります。 この場合、陽局では「直符 騰蛇 太陰 六合 勾陳 朱雀 九地 九天」となり、陰局では「直符 騰蛇 太陰 六合 白虎 玄武 九地 九天」となります。 陽局の「勾陳」が陰局では「白虎」になり、陽局の「朱雀」が陰局では「玄武」となります。 陽局と陰局では八神の吉凶が変わるという事になります。


ここでの奇門遁甲では、この八神の吉凶は参考程度にするため、この陽局と陰局で変わる八神は重視せずに進めていくことにします。 そのため、八神とは「直符 騰蛇 太陰 六合 勾陳 朱雀 九地 九天」として象意や作盤法を解説していきます。 奇門遁甲で八神を活用する際には、「符 蛇 陰 合 陳 雀 地 天」の順で覚え、作盤時には作盤法に合わせて配置していくことになります。


奇門遁甲の八神

奇門遁甲の八神

▼奇門遁甲の八神の象意
八神読み吉凶象意
直符りょくふ気品があり社会的な立場の高い人の意 仕事での成功や出世 年長者の援助や協力 貴重な有力者との出会い
騰蛇とうだ虚言癖があり詐欺や悪事に加担する人の意 悪事や不道徳な道への誘惑 詐欺や狂言などの問題 問題のある人との出会い
太陰たいいん正直で慈愛に満ちた清く優しい人の意 心が癒され誠実さを養ってくれる 献身さが強くなる 心優しい人との出会い
六合りくごう温厚で博愛精神を持つ善良な人の意 人間関係が円満になり人脈が広がる 出会いや恋愛結婚 善良な人との出会い
勾陳こうちん何事にも過剰で無鉄砲な人の意 自制心が失われ度を越す 無謀な行動で災難に見舞われる 問題のある人との出会い
朱雀すざく聡明だが悪事に加担し名声と富を求める人の意 慎重さを失う 目先の利益を求めて損害を被る 問題のある人との出会い
九地きゅうち温厚で優雅な振る舞いをする従順な人の意 心穏やかで従順に従う 謙虚さが好機到来の後押しに 温厚な人との出会い
九天きゅうてん謙虚で私欲がなく公平で堂々とした人の意 正当な評価を得て報酬と立場を得る 公明正大な人との出会い

■奇門遁甲の九宮

奇門遁甲における九宮とは、「一白」「二黒」「三碧」「四緑」「五黄」「六白」「七赤」「八白」「九紫」となります。 日本での気学における九星と同じになり、色々な占術で馴染みのある人も多い要素となります。 奇門遁甲では、この九宮は他の基本要素と併せて考慮していくため、それほど重視しない参考程度の要素となります。 一部の流派では、気学の暗剣殺などと併せて方位の吉凶を判断していますが、ここでの奇門遁甲では、この暗剣殺などの考慮はせずに方位の吉凶を判断しています。


奇門遁甲で九宮を活用する際には、「一白 二黒 三碧 四緑 五黄 六白 七赤 八白 九紫」の順で覚え、作盤時には作盤法に合わせて配置していくことになります。 風水では、地母翻卦九星盤の紫白九星として「一白貪狼 二黒巨門 三碧録存 四緑文曲 五黄廉貞 六白武曲 七赤破軍 八白左輔 九紫右弼」としています。 また、五行や後天八卦と合せて「一白水星 二黒土星 三碧木星 四緑木星 五黄土星 六白金星 七赤金星 八白土星 九紫火星」として風水や気学で使用されることもあります。


奇門遁甲の九宮

奇門遁甲の九宮

▼奇門遁甲の九宮の象意
九宮読み吉凶象意
一白いっぱく安定した状況や冷静沈着での成功の意 吉方位では、安定した状況や知識の向上を手助けに。 凶方位では、残酷さや性的問題に関るため注意も必要。
二黒じこく堅実で真面目、平和や安定の意 吉方位では、大きな問題もなく安定した状況が維持される。 凶方位では、安定さを欠き真面目さが失われるため注意が必要。
三碧さんぺき活動的で動きのある状況や、積極的な変化の意 吉方位では、状況が明るい方向に向いて動き始める。凶方位では、人との口論や衝突になるため注意が必要。
四緑しりょく状況に合わせ、無難で柔軟に対応する意 吉方位では、大きな問題もなく平和な状況が維持される。凶方位では、信用と立場を失うため注意が必要。
五黄ごおう問題や障害、事故などの不運の意 吉方位では、その吉意が損なわれる。凶方位では、事件や事故に遭うことや不運な状況に陥るため非常に注意が必要。
六白ろっぱく内面の充実と外面の発展、成功に踏み込む勇気の意 吉方位では、成功に向かい勇敢に挑戦する 凶方位では、無謀な挑戦による損失や失敗になるため注意が必要。
七赤しちせき快楽的で楽しい状況の意 吉方位では、楽しく明るい状況になることが期待される。凶方位では、快楽に溺れることや詐欺に遭うため注意が必要。
八白はっぱく努力や忍耐が報われ真面目さが評価される意 吉方位では、努力や忍耐が報われ結果に繋がる。凶方位では、思わぬ反発や不当な評価を受けるため注意が必要。
九紫きゅうし積極的な活動での成功や挑戦する勇気の意 吉方位では、行動の後押しになり成功へ直進する。凶方位では、過剰な行動や暴力に関るため注意が必要。

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